プロジェクト結ニュース(2021.3.15)Vol.特別号
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◆[御礼] 休会のお知らせ
◆[御礼] 理事より一言
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◆ 休会のお知らせ
平素はプロジェクト結コンソーシアムへのご支援ご賛同賜り、まことにありがとうございます。
本来であれば10年の節目である3月11日にこのメッセージを発信する予定でおりましたが、当日は各々にとって
少し特別な日となり、静かな時間を過ごしたいという思いがありまして、
本日の発信となったことをご寛恕ください。
当会は、2021年3月11日をもって休会いたします。
たくさんの方々と協働しながら、復興支援団体として活動できたことを深く感謝します。
今後、官民連携のもとでなければ解決し得ない災害が発生し、子どもたちの学びと遊びをサポートすることが
求められた時に活動再開する所存です。
プロジェクト結ニュース(2020.4.11)Vol.126
こんにちは、プロジェクト結 メルマガVol.126号をお届けします。
3月末、予定通りにプロジェクト結は石巻での学校サポート活動を
終了いたしました。
新型コロナウイルスの影響で、皆さん日常生活が大きく制限された中で
このメルマガを読まれていると思います。この春、仕事も勉強も全てが
変わった中で、プロジェクト結が無事石巻での活動を終了することができ、
ホッとすると同時に寂しい気持ちもしています。今まで一緒に伴走して
くれた皆さん、本当にありがとうございました。
ちなみにメルマガ1号はどんなだったかな?と思って見てみたら、4号まで
しか探せませんでした。2012年2月事務局の塚ちゃんの前書きで、
ボランティア募集や文科省での初回報告会のお知らせが載っています。
当時の気持ちが浮かび上がるので、良ければ他の号も一緒に読んでみてください。
http://project-yui.org/news/magazine4
さて定期的な活動は終了しましたが、プロジェクト結は9年間で培った経験の
記録を残したいと考えています。今、枠組みを整えていますので、皆さまにも
ご協力をお願いするかもしれません。このメルマガは、今後は不定期刊行と
させて頂きますが、またご報告やご連絡がある際にはお手元にお届けしたいと
思います。ありがとうございました。
(プロジェクト結 理事・広報班 樋口)
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今月のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2020.3.11)Vol.125
今日は天気がいい。ちょっと強めな風が吹いていて、それゆえ雲が流れて反射する光がどんどん変化して
ゆきます。天気の悪い日が続いていたこともあって、この自然の営みにしばし見とれてしまいます。
そして今日はみやぎ鎮魂の日。発災から9年が経ちました。午後2:46に街の防災放送のスピーカーから
サイレンが鳴り響きます。哀悼の意を表するこのサイレンにしばらく黙とう。・・・。
実は、今まで3.11に石巻に滞在していたことは殆どなくて、たぶん2回目です。でも、この日にここに
いなくても、毎年3.11 p.m.2:46は覚えています。来年も再来年もその後もずっと、どこにいても
思い出していることでしょう。
地震はまたいつかどこかにやってくるはずですし、雲も形を変えながらもどこかに流れ続けています。
自然の営みが終わらないのと同じように、9年間にできた繋がりも終わることなく続いていくんだな、
と雲を見ながら考えていました。(柄にもなく感傷的。笑)
このメルマガをずっと読んでくれた皆さん、支援してくれた皆さん、本当に長い間ありがとうございました。
石巻現地での活動は終了となりますが、皆さんといつでも「結」ばれていると思っています。
現地班:ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2020.2.11)Vol.124
こんにちは。
暖冬ですね。全国的に暖かいとのこと。
石巻で迎える9回目の冬ですが、雪がないのは初めてのことです。いや、ちらほら降っては
いましたが、積ってないし道路が凍ってない。スタッドレスタイヤを履いていてさえもお尻が
ズルっと滑る氷の上の感覚、イヤーなもんですが、それにもずいぶんと慣れてきたんだなあと
思い返してしまいます。
あまり寒くないとはいえ、冬は冬ですから体調管理には気を付けないといけません。新型ウィルス
の影響で店頭からマスクが消えて入手困難となっているのは石巻でも同じこと。その分、手洗い
うがい等に気を配っていきたいですね。
あらっ、そういえば昨秋あれだけ流行っていたインフルエンザの話しはここのところ聞きません。
みんなが新型対策でいつも以上に気を付けているからかなあ。
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
◆[再掲・報告] 2020年 新年のご挨拶
プロジェクト結ニュース(2020.1.11)Vol.123
謹賀新年。
2020年が明けました。
今年は、発災直後から途切れることなく続けてきたプロジェクト結の石巻での活動が終了
いたします。これまで支えてくださった方々、現地に来て活動に参加してくれた方々、
活動に関わりや関心を持ってくれた地元の方々、そういったすべての人たちのおかげで
続けてくることができました。本当に感謝しております。
とはいえ、三月末までは現地の学校サポート活動は継続していますし、その後もプロジェクト
結コンソーシアムが無くなるわけではありません。これまで紡いできた「希望」を「記録」
として未来へ繋げていきます。(本文中「年頭のご挨拶」を参照してください。)
年が明けて、入ってくるのは明るいニュースばかりではないようですが、だからこそみなさん
にとって世界中の人々にとって、今年一年が良い年になりますようにと願わずにいられません。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ヱビス
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◆[報告] 2020年 新年のご挨拶
◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
2020年を迎えるにあたって
【プロジェクト結コンソーシアム 年頭のご挨拶】
発災から3,218日が経ちました。
2019年は石巻でも台風19号による水害が発生し、東日本大震災での地盤沈下が原因で1万棟の住宅が浸水しました。
市内各小中学校に人的・物的被害はありませんでしたが石巻市社会福祉協議会によるボランティアセンターが開設され、およそ1ヶ月間、全国から集まったボランティアが中心となって、被災した民家や事業所から泥かきや家財道具の運び出しなどの作業が進められました。
そんな中、プロジェクト結の学校サポートセンターの事業も粛々と進めました。
図書サポートを中核に、各学校と石巻市図書館とも連携を進めながら蔵書の整理と市に採用され各学校に配置された学校司書への引き継ぎを実施してきました。
復旧・復興に主軸に据えた石巻での活動は本年3月末をもって終えます。
子供たちの遊びと学びの復旧・復興支援として始めたこれまでの取組(学校サポートセンター、みんなの場)も、ひとまずの役割を終えており、
託児事業である結のいえは湊水産株式会社の事業所内保育園として保育事業を続けます。
石巻市の震災復興計画も再生期から発展期に入り、「もとに戻す」から「先に進む」というフェーズに変わりました。
https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10181000/8235/99hukkoujyoukyou_full.pdf
石巻での活動は幕を閉じますが、プロジェクト結コンソーシアムの活動は続きます。
2020年のテーマは「記録」です。
これまでの9年間の記憶を記録に残す1年にします。
3,000日以上の月日は、記憶をどんどん過去のものにしてくれます。
何が起きて、何をして、その結果どうなったか。
私達のこの9年の取り組みを総括する1年にします。
次の大きな災害に備えて、取り組んできたことやそこから得られた知見を後世に記録として残す活動を始めます。
当時の写真や記録をできるだけ集め、整理し、大きな災害が起きた後に何をしてどうなったか、ということを残します。
どうぞこれまでに結に関わりを持った方々、お持ちの記憶と記録を寄せて下さい。
苦しさや悲しみを思い出すような記録・記憶を呼び起こすこともあるのと同時に、人との繋がりの豊かさや懐かしさを呼び起こす記録・記憶もあるはずです。
いずれにせよ私達の住むこの島国では、人知を超えた災害がやってきます。
みんなの記憶の中にある9年間の歩みを残し、次の災害に備えましょう。
引き続きのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
2020年1月1日
一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム
理事長 長尾彰
#2019年の年頭の言葉はこちら
#2018年の年頭の言葉はこちら
#2017年の年頭の言葉はこちら
#2016年の年頭の言葉はこちら
#2015年の年頭の言葉はこちら
プロジェクト結ニュース(2019.12.11)Vol.122
こんにちは。
プロジェクト結の事務所にはテレビがありません。日常生活はさてより、災害時の
情報取得はどうしているのかと言えば、今どきは、まあSNSなのですが、他にラジオも
いつも使っています。 石巻ではコミュニティFM局「ラジオ石巻」があります。1997年に
放送開始されたらしいのですが、震災時には3月13日に移動中継車を使って緊急時の
災害放送を行っていました。臨時災害放送局いしのまきさいがいFMは、2015年3月まで
毎日、避難所情報、不明者情報、などコミュニティ局の特徴を生かした現地に寄り添った
放送をしていて、助けられた人も多かったのではないかと思います。
私は2011年6月から石巻に入って、すぐにその放送を耳にしました。当時は痛ましい
情報なども沢山あったのですが、本当に必要なことなのだなあと災害放送の現場を
肌で感じていました。 既に6月だったのでさすがに災害情報だけでなく、音楽番組なども
ありました。おやっ、聞きなじみのある声が聞こえています。東京のコミュニティFM
「J-Wave」の番組です。どうやら被災地支援の一環で番組の無償提供をしていたようです。
元々私はJ-Waveリスナーで、最初の被災地入りもこのラジオ局の企画に乗っかって仙台に
行ったのでした。だから、自分の生活地を離れていても、なじみの放送を聞きながら
リラックスできたように思います。 でもこの放送、番組の途中でも時報とともにブツッと
切られてしまうんですよね。地元制作の枠に切り替わるのです。音楽ランキングの番組なんて、
ベスト5辺りの一番聞きたいところで切れちゃうんです。おおっびらには言えなかったのですが、
心中ではものすごくガッカリしたものです。笑
思い出話となってしまいましたが、皆さんも防災ラジオの用意はされていますか?
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.11.11)Vol.121
こんにちは。
めっきり寒くなってきました。毎年のこととはいえ、ちょっと気分が重くなりますね。
つい2週間前までは半袖で生活していたというのに。いったい秋はどこに行ったのかねぇ。
そんな中、現地班ではプロジェクト結の荷物の整理を少しずつ始めています。
これまでの活動で使った道具類を湊水産の旧倉庫に置かせてもらっているのですが、
みんなの場、学校サポート、結のいえ保育施設、とそれぞれで使っていたものを
併せるとなかなかのボリュームです。 まずは仕分けからと、第一弾の整理を終えた
後に、台風19号にやられました。そう酷くはなかったのですが、床上1~2cmくらい
に水が入ったので、山積みの荷物をどかして掃除しなくてはなりませんでした。その
ときは、倉庫のスペースを共有している方にも手伝ってもらって応急処置出来ました。
ありがたいです。
そして、昨日第二弾の廃棄物解体の作業をやりましたが、それにも現地班メンバーの
家族や知己の方たちが電ノコなどの工具を持って手伝ってくれました。自分では手に
負えない部分だったので、とても助かります。 困った時に特に人のありがたみが
分かります。大きな事でも小さな事でも、同じように助け合う気持ちで行き(生き)たい
ですね。(少しばかりの反省を含めつつ)
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.10.11)Vol.120
こんばんは、学生班の大場です。
台風19号が接近してきておりますが、防災対策はされましたでしょうか?
昨年度静岡に上陸した台風で、我が家ではカーポートの屋根が飛んだり、
隣の企業倉庫からコンテナが飛んだり、長期間の停電がありました。
今回はそれ以上の勢力と予想されているので、とても心配です。
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.9.11)Vol.119
こんにちは。
石巻と言えば、海産物の街ですよね。先日、縁あって海苔の養殖業の手伝いをする
機会がありました。海苔の種付けから、水温と日照をコントロールして安定して
発芽させるための大掛かりな仕組みがあるのですが、その準備作業です。
「今シーズンの海苔が始まるぞ!」っていうタイミングでしょうか、その意気込み
のようなものを何となく肌で感じた時間となりました。
暦の一年は冬に始まりますが、いろいろな季節にいろいろななりわいの始まりが
あるわけで、自然とともに人間が生きていることが実感されます。
そういえば、毎日の活動の行き返りに田舎道を走れば、車の両側にはたわわに
実った稲穂が黄金色に輝いています。こちらは今シーズンのクライマックスを
迎えるところでしょうか。石巻は米どころでもありましたね。
それでは、季節を感じつつ今月号を。
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
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