発災から2,853日が経ちました。

プロジェクト結の2018年の活動は、学校サポート事業を、石巻在住スタッフと県外からのボランティアが図書整理を中心に活動を進めました。

石巻では日々の暮らしから「震災からの復興」が新しい建物や橋や道路や公園という形で見出せるようになりました。
2011年、仮設住宅の集会所で始めた「みんなの場」に遊びに来てくれていた当時中学1年生だったAさんは、母親になりました。
「現地班」として活動してくれた当時学生だったBさんは、昨年、長野県で独立開業しご結婚もされました。

あれから7年、毎日の小さな積み重ねは、それぞれに大きな変化を生み出しています。
2019年、私たちは石巻での活動を「最後の1年」と位置づけています。
現況の学校サポート事業は、2020年3月で終了します。
2020年以降の結の活動形態は、これまでのように関わってくれる方々と熟議を進めながら1年かけて決めていきます。

そんなこの1年のキーワードは、「希望」です。
これまでに私たちが培った体験・経験・知見は、無形でありながら最も価値のある財産です。
もしまた同じことが起きたとしても、この財産が生かされるであろうことを信じています。
何よりも「結」の字が示してくれるように、ここまでに育まれた人と人の繋がりが希望を抱かせてくれるはずです。

大きな災害があって、悲しい思いをする人、苦しい思いをする人がたくさんいました。
私たちは「やりたい人ができることをやれるだけ」の合言葉のもと、悲しみや苦しみの中で、人と繋がり関係を育むことの喜びや優しさを少しずつ分かち合ってきました。
傷は癒えることはないのかもしれません。
でも、苦しさを乗り越えようと復興に向かったこれまでの時間は、未来への希望となるはずです。

子供たちが大きくなったときに、「この街で、この繋がりを私たちは残したんだ」と伝えられるような1年にしていきましょう。
人と人が繋がることで生まれる希望を、改めて結び直す1年にしていきましょう。

引き続きのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

2019年1月1日
一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム
理事長 長尾彰

 

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