プロジェクト結ニュース(2019.8.11)Vol.118
こんにちは
8月11日。夏の盛りですね。
今夏前半は涼しい日が続いて、「野菜が高いなー」なんて不満を漏らす
とともに「夜寝やすくて助かるー。さすが東北だよなー。」などと
ありがたがっていたのですが、先月の終盤から急に真夏がやってきました。
いやー、暑いです。全国にはもっと暑い地域があると分かってはいますが、
急に暑くなると体に応えますね。
その暑いさなかの夏休み、学校での活動も普段は扇風機を回して何とか暑さを
しのいでいますが、先日はある学校で校内唯一冷房の入るパソコンルームで
涼しく快適に作業させていただきました。ありがたやー。ところが、その学校の
先生方は職員室でも首にタオルを巻いて汗を拭きながら仕事しています。なんだか
申し訳ない気分です。考えてみたら職員室だってほとんどの先生方はパソコンで
仕事しています。職員室こそ冷房が入るようにしないとまずいんじゃないか?
でも、先生だけいい思いをしている、と見られそうだからやっぱり無理かな・・。
学校ってふ・く・ざ・つ、笑。
なんだかんだ言って石巻の夏は短くて、2学期の始まる8月最終週には、
夕方には涼しい風が吹き始める、はず・・。その頃にはこの暑さが懐かしく
思えるんですよね。勝手なもんだよなー。
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.7.11)Vol.117
7月号です。気が付くと夏休みまでもうあと一週間ほど・・。
石巻の夏、といえば、「川開き祭り」ですね。いつもは事後報告で、
こんな行事がありました、とお知らせするだけなのですが、今回は予告編。
毎年7/31に前夜祭、8/1本祭が予定され、花火大会、孫兵衛船競漕、
小学生の鼓笛パレード、ブルーインパルス展示飛行や今年はディズニー
パレード、そして鎮魂の流燈、などなどと盛りだくさんの、街を挙げての
お祭りです。 これを見ずして石巻を語るな、とまでは言いませんが、
せっかく石巻とかかわりを持ったからには皆さんも一度見に来てはいかが?
今年は生憎平日なので難しい人も多いかと思いますが。
そして、プロジェクト結として石巻に滞在して夏を過ごすのも
今シーズンが最後。短い夏をかみしめていようと思います。
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.6.11)Vol.116
さて皆さん、今日が何の日だか知っていますか?
平成9年6月11日に、学校図書館法が改正され、12学級以上の
全ての学校に司書教諭を置くことが義務化されたことを記念して
「学校図書館の日」と全国学校図書館協議会が定めた、のだそうです。
こんなにずっと学校図書館の手伝いをしているのに、はじめて聞きました。
知らなかった。 だからと言って今日何かしなければならないという訳でも
ないでしょうが、ちょっと関心を持っていただければと思います。
それでは、今日の日に因んで、メルマガの記事を読みながら学校図書館に
想いを馳せてみてくださいな。
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.5.11)Vol.115
こんにちは。
石巻市の応急仮設住宅総戸数7,153戸のうち、平成31年4月1日の段階での
入居戸数は71戸。その中で、特定延長として9年目の供与が認められた世帯以外は、
先月末で退去となりました。事務所近くの仮設団地でも、引っ越しのトラックが
出入りするのを何度か見かけました。
石巻市の仮設住宅団地数134団地のうち、既に105団地は完全解体されていて、
新しい用途として着工が始まっていたり、空き地となっていたりと、街の風景も
変わってきています。
「仮設」なのだから無くなっていくのは当然ですが、本当に必要がなくなっているのか
どうか気になりつつ、その変化を受け止めています。
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.4.11)Vol.114
こんにちは。
平成最後の寒波襲来、ということで、石巻では今朝(4月11日)から
雪が降っています。
さすがにもう4月の半ばなのでタイヤ交換を済ませてしまっていたり、
灯油を使い切っていたり、急に冬に舞い戻ったかのようなこの寒空に
あたふたする人も沢山いそうです。
そんな中、今日の活動に小学校へ向かっていると、雪景色の山に
チラホラと赤いスポットが目立っています。桜のつぼみが膨らんで
今にも開こうとしているところ。春の息吹と冬の冷たい雪との
せめぎあいといったところでしょうか。何となく見入ってしまいました。
(運転中に見入ってはダメでしょ、と突っ込まれそうですが・・)
それでは、平成最後の石巻の春を想像しつつ、平成最後のメルマガをどうぞ!
ヱビス
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◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.3.11)Vol.113
こんにちは。
3月11日がまたやってきました。
各メディアでも、震災のことを扱った番組や記事がまた目立っています。
被災地各地でも東京でもイベントなどが開かれています。少し前は、
こういった状況をちょっと斜めに見ていて、「普段忘れていてこんな日だけ
思い出したように扱うのってどうなの?」なんて捻くれたこと考えたことも
ありました。多分以前は記事やイベントなどのあり方に、商業主義の臭いを
感じていたからかもしれません。
でも今はそんな気持ちも薄れ、誰かがこうやって繋いでいく必要性を強く
認識しています。
先日プロジェクト結の報告会が開催され、会場に足を運んでくれた人、
来られないにしても連絡をくれた人、今でも関心をもってくれている人が
いるんだと確認できました。ありがたく思っています。
安心して9年目に突入して行けます。
ヱビス
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◆[報告]「プロジェクト結・活動報告会2019」が開催されました
◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
プロジェクト結ニュース(2019.2.11)Vol.112
こんにちは。
事務所近くの大橋仮設住宅団地。ボランティアに来てくれた方には記憶にある
と思いますが、「みんなの場」の開催地の一つだったのでなじみの場所です。
居住者の災害公営住宅等への転居も進み、今は駐車場にも数台みられるのみ。
先日久しぶりに敷地内に入りましたが、今でも入居している部屋はざっと
見たところ約400戸のうち10戸くらいのようです。
集会所で顔見知りとなった方々が住んでいた部屋も、ほぼ空き部屋となって
いることが分かりました。皆さんどうされているのでしょうか、気にはなる
けど調査する立場ではないので息災を祈るのみ。
でも、買い物に行ったスーパーで時折り見知った顔を見かけたり、みんなの場で
遊んでいた当時小学生の子が高校生になってコンビニでバイトしていたり
(こちらを覚えていて声をかけてくれたので嬉しかったですね)、など
ということもあってホッとすることもしばしばあります。
ヱビス
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◆[募集]「プロジェクト結・活動報告会2019 (再掲)
◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
◆[報告] 2019年 新年のご挨拶 (再掲)
プロジェクト結ニュース(2019.1.11)Vol.111
明けましておめでとうございます。現地班のヱビスです。
2019年が明けました。プロジェクト結の年頭の言葉の中で、
この一年のキーワードは「希望」としています。
今まで、協働、連帯、自立、挑戦、復興とその時期に合わせた
テーマで活動してきました。希望はいつでも持ち続けるものでは
ありますが、現地滞在で活動してきた人間としては、いよいよ
「希望」だな、という感じがしています。
この希望を未来へ繋げていく一年にしたいと思います。
ヱビス
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◆[報告] 2019年 新年のご挨拶
◆[募集]「プロジェクト結・活動報告会2019
◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
2019年を迎えるにあたって
発災から2,853日が経ちました。
プロジェクト結の2018年の活動は、学校サポート事業を、石巻在住スタッフと県外からのボランティアが図書整理を中心に活動を進めました。
石巻では日々の暮らしから「震災からの復興」が新しい建物や橋や道路や公園という形で見出せるようになりました。
2011年、仮設住宅の集会所で始めた「みんなの場」に遊びに来てくれていた当時中学1年生だったAさんは、母親になりました。
「現地班」として活動してくれた当時学生だったBさんは、昨年、長野県で独立開業しご結婚もされました。
あれから7年、毎日の小さな積み重ねは、それぞれに大きな変化を生み出しています。
2019年、私たちは石巻での活動を「最後の1年」と位置づけています。
現況の学校サポート事業は、2020年3月で終了します。
2020年以降の結の活動形態は、これまでのように関わってくれる方々と熟議を進めながら1年かけて決めていきます。
そんなこの1年のキーワードは、「希望」です。
これまでに私たちが培った体験・経験・知見は、無形でありながら最も価値のある財産です。
もしまた同じことが起きたとしても、この財産が生かされるであろうことを信じています。
何よりも「結」の字が示してくれるように、ここまでに育まれた人と人の繋がりが希望を抱かせてくれるはずです。
大きな災害があって、悲しい思いをする人、苦しい思いをする人がたくさんいました。
私たちは「やりたい人ができることをやれるだけ」の合言葉のもと、悲しみや苦しみの中で、人と繋がり関係を育むことの喜びや優しさを少しずつ分かち合ってきました。
傷は癒えることはないのかもしれません。
でも、苦しさを乗り越えようと復興に向かったこれまでの時間は、未来への希望となるはずです。
子供たちが大きくなったときに、「この街で、この繋がりを私たちは残したんだ」と伝えられるような1年にしていきましょう。
人と人が繋がることで生まれる希望を、改めて結び直す1年にしていきましょう。
引き続きのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
2019年1月1日
一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム
理事長 長尾彰
#2018年の年頭の言葉はこちら
#2017年の年頭の言葉はこちら
#2016年の年頭の言葉はこちら
#2015年の年頭の言葉はこちら
プロジェクト結ニュース(2018.12.11)Vol.110
こんにちは。
冷えますね。先週末から寒波襲来中。石巻でも雪が降りました。
雪か降ると気になるのはどうしても坂道。車は冬タイヤに履き替えてはいますが
限界はありますね。ずるずる滑ってる車やごっつんこしている車を時折見かけます。
移動の時は坂道や日陰の道は避けて、普段よりずいぶんと早い時間に出かけたりと
防御策を講じなければなりません。
石巻に来て、冬の装備にいろいろあることを知りました。車のタイヤだけでなく、
水道の水抜栓、毎週末の灯油の買い置きなどなど。こういったことは、何かが
起こった時にはもう遅い、という予防の考えでできています。
先回りして考える、当然と言えば当然のことですがなかなか自分ではできてないなー、
と反省しきりです。
皆さんも予防に気を遣って、よい年をお迎えください。
ヱビス
―【目次】――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆[活動]「学校サポート活動」
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
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