- 2012-01-29 (日) 16:05
- 活動報告
こんにちは。はこです。
1/23~27日まで28期の活動も無事おえました。
今週はボランティア参加者6名、また最初の3日間は和魂のみなさんも参加してくださり、大人数でのわいわいした活動となりました。
その中で、特に印象的だった出来事の一つ、
最終日である27日(金)に、貞山小学校の学芸会を見させていただいたときのことを書きたいと思います。
以前から、物資の移動や、サッカーゴールの設置等で関わりのあった貞山小。
本来ならば、毎年秋に開かれるはずの学芸会ですが、今年は震災の影響により、今の時期の開催となりました。
その中でプロジェクト結も、今回の学芸会に向けて、体育館の片づけ、ワックスがけ、会場設置等をお手伝いさせていただきました。
そんな背景から、今回招待していただいたのです。
今回の学芸会のテーマは「作り上げよう 笑顔いっぱい思い出に残るステージを」。
保護者席も、先生方曰く今までにないくらいの満席。
みんな、今日の日を楽しみにしていたんだなと、ひしひしと感じさせられました。
そして、いよいよ開幕。
まずは1年生と各学年の代表による挨拶。
この時点で、結のスタッフはうるうる。笑
その後は各学年による出し物。
5年生、1年生、3年生、4年生、2年生、6年生の順に進んでいきます。
時には笑ったり、懐かしくなったり、感動したり、涙したり・・・。
文字通り、笑いあり、涙ありの学芸会でした。
その中でも、特に印象に残ったのが、4年生と6年生の出し物。
4年生は「重ねよう みんなの音・みんなの心」をテーマに、太鼓の演奏、そして、阪神淡路大震災の際に復興の願いを込めて作られた歌「幸せ運べるように」の合唱。
とても力強く迫力のある演奏に、思わず心がうばわれてしまいました。
いいなぁ、私もこういうの、やってみたかったなぁ。
そして、合唱。
もう、これがね。
たまらないのです。涙が止まらないのです。
だって、子どもたち、みんな一生懸命心をこめて歌ってるんだもん。
曲中に、「地震にも負けない 強い心をもって」という歌詞が2回でてくるのですが、
貞山小の4年生は1回目は「地震にも負けない」、そして2回目は「津波にも負けない」と変えていて、それを聞いてまた胸にこみあげてくるものがありました。
周りをみると、涙している保護者の方もちらほら。
私自身も、正直いって、石巻でこんなに泣いたのは初めてかもしれません。
私のつたない文章力では、この感情を伝えきれないのが本当に悔やまれます。
それくらい感動し、まだまだ頑張ろう、そう思わせてくれた歌声でした。
そして6年生。
劇もさることながら、最後の感想発表の場面でのこと。
とある女の子が、次のようなことを述べていました。
「私たちは12月になって、ようやく体育館が使えるようになりました。そして、たくさんの人の協力で今日こうして学芸会を開くことができて、思い出が一つ増えました。」
この言葉を聞いて、またしても涙が。。
学芸会を開くことができて本当によかったね、という気持ちと、その準備も少しでもお手伝いできてよかった、と心の底から思いました。
今年は、練習時間が取れないことから、劇ではなく、合唱・合奏がメインとのこと。
しかし、練習時間がないとは思えないくらい、どの学年も完成度が高く、何より胸に響くものがある出し物となっていました。
学芸会終了後は、6年生のみんなと一緒にお片付け。
子どもたちの満足そうな顔をみれて、先生方の、開催できてよかった、と嬉しそうに話している姿をみれて、私まで嬉しくなったり。
そして、改めて頑張ろうという気持ちがむくむく湧き上がってきました。
私にとって、人生の中で忘れられない学芸会となったし、子どもたちや先生方にとってもそうなっていればいいなぁ。
また、共に準備の手伝いをしていただいた、過去の参加者のみなさんにも感謝です。
私たちだけでは、とてもできなかったと思います。
たくさんの人に支えられて活動ができているんだなぁ、と再確認させられました。
その有難みをかみしめながら、これからも活動していきたいと思います。
素敵な学芸会に呼んでいただいた貞山小学校の先生方、本当に、本当にありがとうございました!
そして、これからもよろしくお願いします。
- Newer: 2012/01/30 今日の1枚(はこ)
- Older: 2012/01/25 今日の1コマ(はこ)