- 2012-10-18 (木) 7:54
- 今日の1コマ
ななです。
今期のボランティア参加者『みなみん』が書いてくれたブログをご紹介します。
図書整理は1日や2日で終わる作業ではないので、何校も同時に受け持っています。終了した学校が出るとなんだかすごく嬉しくなってしまいます。まだまだ作業途中の学校の図書も早く子どもたちに貸し出せるようにがんばるぞ!と気合が入りました。みなみん、どうもありがとう!
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石巻にきて3日目です。
昨日のことになりますが、、、
ある小学校の図書整理に行ってきました。
この小学校は、図書室自体が避難所になっていたそうで、震災後、本がぐちゃぐちゃになっていた状態の部屋から、一度本をどかし、避難所として利用していたそうです。
この図書室を元の状態に戻すために、今年の1月からプロジェクト結と司書さんが図書整理の活動をはじめ、昨日、ついにその作業が全て終了し、私は運よくその場に立ち会うことが出来ました。
この図書整理、私もこれまで何度かお手伝いさせてもらったことがあるのですが、バラバラになってしまった図書館中の本を、分類し、バーコードや分類シールを張り、PCにデータを入力し、カバーをかけ、棚に戻し・・・・・・・という非常に地道な作業です。
昨日お邪魔した図書室には、3500冊を超える本がありました。
断続的であるとはいえ、10か月に渡る作業を終えて図書室が完成し、ずっと作業に関わってきた現地スタッフのみっちゃんもとっても嬉しそうにしていました。
作業をしていると、子供たちも図書室をひょこっと覗きにやってきて、「もう本借りていいのー?」と聞いてきたりして。
私までとってもうれしい気持ちになる、と同時に「小学校に図書室がある」という通常の状態に戻ったことにこんなに喜びを感じられるくらいの状況であることに、複雑な気持ちになったりもしました。(??なんて言えばいいんだろう。。。??もちろん、すごくうれしかったんだけども!)
この図書室の整理の作業のように、
震災によって学校がやらなくてはならなくなってしまった作業などを、
私が何度か参加させていただいている、プロジェクト結では支援していたりするのです。
こういう作業は、子供たちのためには本当に大切で、一刻も早く取り掛かるべきであっても、先生方が本来の業務と並行して行うのは、とても難しいことなのです。
そのような作業は、他にもたくさんあって、もちろん、結が図書整理に入っている学校も、まだ他にもたくさんあります。
そんなわけで、私は石巻にくるといつも、いろいろな学校の支援活動(図書整理だったり、タイル貼りだったり、プール掃除だったり・・・)や、仮設住宅の集会所での「みんなの場」という遊び場などのお手伝いをさせていただいて、過ごしています。
今日は午後、仮設住宅の集会所での遊び場に行ったのですが、
そこで、その仮設住宅の自治会長さんと話していたら
「いつも来てくれてありがとう。
みなさんが来てくれるからねぇ~私たちも頑張らないかんなあと思うんですよ。」
と言ってくださいました。
気を使って言ってくださったのかもしれないけど、
改めて面と向かってこのような言葉をかけていただくと、
なんだかすごくじ~んとしてしまいました。
私は本当に、大したことも出来ていないのだけれど、
明日も一日、一人でも多くの人の笑顔に出会えるように頑張りたいなあと思ったのでした。
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以上、みなみんでした!
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