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◆◆ プロジェクト結 ニュース ◆◆ http://project-yui.org/
---- 2016.3.11 [Fri] Vol.77
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こんにちは! 現地班の有香です。

ここ数日、暖かい日が続き寒さのピークも過ぎたのかなぁと感じる今日この頃です。
日差しもだいぶ暖かくなって、春めいてきましたが、石巻では、まだまだインフルエンザ
は猛威をふるっています。そんな中で石巻のメンバーは風邪もひかず、今週もみんな元気
に活動していますよ~!

今日は3月11日。5年が経ちましたが、これからも毎日の活動を頑張っていきます。朝晩の
寒暖差が激しいこの季節、みなさんも体調には気をつけて元気に過ごしましょうね!
また活動を見に、参加しに、来てください! 
 
それでは本日のトピックスです!
 
―【目次】――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
◆[御礼・報告] プロジェクト結2016 ご参加ありがとうございました!

◆[活動] 湊中学校で初の職業講話

◆[活動]「結のいえ通信」
 
◆[活動]「現地より愛をこめて」今週のピックアップ
 
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◆ プロジェクト結2016 ご参加ありがとうございました!
 
3月6日プロジェクト結は、東京事務所でこの1年間を振り返り「2016活動報告会」を
開催しました。司会は、昨年に引き続き学生班の大場が担当し、自己紹介と会議開催
の案内をしました。そして理事長の長尾が、5年がたって少しずつ世間の関心が薄れる
中で、時間をかけてこの日に来てくださった方々、ネット中継を聞いてくれている方々
に御礼を述べました。引き続き資金面は課題ですが、2016年の年頭に結のHPでご紹介
したように「自立」をキーワードに活動していくこと、特に自主財源の強化のために、
寄付付き自販機をあと100台増やしたいことなどを述べました。

続いて理事の中川が活動内容を報告。この1年「変わったこと」として「石巻事務所の
引っ越し」「大橋のみんなの場の終了」「一般ボランティア募集の終了」を説明し、
やっと地域と学校を結ぶ仕組みづくりが動き始めたことにも言及しました。「変わら
ないこと」には「仮設住宅での暮らし」「学校からの支援の希望」をあげ、変化はある
がまだ支援の必要性が続いていると述べました。今後については一番大きく「変わる
報告」として、中里で行ってきた託児・学童施設「結のいえ」が、3月28日から吉野町
の湊水産(株)内に場所を移し、「保育施設 結のいえ」として新たなスタートをする
という報告がありました。

ここで、石巻から参加した結のいえ事務局の中尾が「結のいえ」について説明。3年間で
総登録人数342人(託児283人、学童59人)に事業が育ち、園長先生が加わったことで、
きめ細かい園の運営が可能になったことなどを説明しました。
湊水産の木村社長夫妻は、ビデオで登場し、「石巻の現状の課題は、若い人への技術の
伝承。若い人を雇用して長く働いてもらえるよう、また同じ悩みを抱える地域のためにも
「結のいえ」を成功させたいので、皆さんどうぞよろしく」と語られました。

次に副理事長の荻原が2015年の事業報告を行い、助成金収入が減る中で、個人や企業
からの寄付金(特に「飲む支援」やReady Forなど)が重要なことを、各事業と関連
づけて説明がありました。それを受けて参加者全員で「5年経って、どういう協働や
コミュニケーションをすると良いか?」をテーマに話し合いました。託児所移転に
より、結から託児事業の収入が無くなる一方で、「結のいえ」事業が石巻の会社に
よって継承される意義につながっていることや、今後、学校サポート(地域と学校
連携)で何らかの仕組み化、事業化ができないか、といった話題がでました。予定
の時間が過ぎ、会の終了後も、参加者は三々五々集まって話が続き、中にはSkypeでの
職業講話参加、交通費自前でいける講師一覧を作成、などのアイデアも出たようです。
全員が一つの輪になって話せたせいか、実際の参加者は約20名と少なかったですが、
意義深い議論ができた報告会でした。

ネット中継は初の試みでしたが、後ほど様々なコメントを頂き、よく聴いて頂いたことが
分かりました。
なお、震災の年からずっと寄付を続けて頂き、新聞のコラムでも応援して頂いている
毎日新聞専門編集委員の与良さんが、今年の報告会後に以下の記事を書かれました。
http://mainichi.jp/articles/20160309/dde/012/070/010000c

結の活動は地道に続くものが多いですが、いつも見てくれている方がいることは、大きな
力になります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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◆ 湊中学校で初の職業講話

2月19日湊中学校で、今回初めてとなる職業講話が開催されました。学校サポートを
行っている結メンバーのお子さんが、湊中学校に通っているご縁で実現した企画です。
6名の講師の方のうち、3名が京都、1名が大阪、2名は地元・石巻からと、今回は
西日本からたくさん参加してくださいました。

京都からの3名は、復興支援をされている「キミマツサクラプロジェクト」で繋がって
いる方々で京福電鉄にお勤めで京都観光おもてなし大使の方、京福電鉄の電車整備士
の方、造園業代表の方など、さまざまなお仕事をされていて、中学生たちも初めて
聞くような話が多かったと思います。大阪からはシューズ製造メーカーの専務さん、
石巻からは木工の「木遊木」の社長、「たらこ作ろう!」でおなじみの湊水産(株)
社長と、これもバラエティに富んだモノづくりの方々でした。

働くことの意義や仕事のやりがいなど、何かを考えてもらうきっかけになれば良かった
とおもいます。
http://kimimatsusakura.jp/about/ (←キミマツサクラさんのHP)

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◆「結のいえ通信」
 
今月の結のいえ通信は、中尾さんからバトンタッチして園長の佐々木がお届けいたします。

3月3日、大勢の保護者の皆さんに参加していただき、「結のいえ」ではひな祭り会を
実施しました。今回は、普段のお子さんの様子を見ていただこうと「保育参観」の形式
で行いました。朝の会で名前を呼ばれると、全員が「はーい!」と元気な声で返事をする
ことができました。ひな祭りの歌を歌ったり、パネルシアターでおひな祭りについて
みんなで楽しく考えたり、ひな祭りクイズをしたりしました。最後に子どもたちみんなが、
可愛いおひな様になって、おうちの人と一緒に記念撮影をしましたよ。

この数ヶ月で大きく成長した子どもたちの姿に、保護者の皆さんも先生方も大感激でした。
3月末には「結のいえ」を巣立っていくお友だちも多く、それを思うと寂しい限りですが、
新しい場所でも元気に頑張ってほしいと思います。

2013年2月に開所し、先月3周年を迎えた「結のいえ・中里」は、今月末の3月28日から、
場所を石巻市吉野町にある湊水産株式会社内に移して「保育施設 結のいえ」として
新しくスタートします。これまでと同じように子どもたちの笑顔と笑い声が響く楽しい
保育を目指して頑張ります。どうぞこれからも「結のいえ」をよろしくお願いします。
http://www.yuihouse.org/ (結のいえHP)
 
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◆「現地より愛をこめて」ピックアップ
 
〇本に触れる機会が増えたようです!
「鮎川小学校 図書整理」- http://project-yui.org/blog/post/3730
 
〇講師のみなさん、ありがとうございました!
「湊中学校職業講話」- http://project-yui.org/blog/post/3740
 
〇手作りのカレンダーです。
「2月のみんなの場」- http://project-yui.org/blog/post/3714

その他仮設住宅での「みんなの場」の様子や、学校サポートの様子などを随時
アップしております。どうぞ、ご覧ください!
□URL:「現地より愛をこめて」 http://project-yui.org/blog/ 
 
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◇編集後記◇
 
こんばんは。学生班の大場です。

先日行われたプロジェクト結の報告会の中で参加してくださった方が、ある話の
中で「相手はしんどいけれど、自分がやればしんどくはないことが支援」と話して
いました。私は日常の生活の中で「支援」について考える機会がなくなってしまい、
自分ならどう考えるのかわからなくなっていました。

「支援」と一言で言ってもいろいろな形や思い、行動があります。嬉しい支援も、
嬉しくない支援も、また、支援のように感じない支援もあるのかもしれません。
自分の中でどのように定義するのか、自分としてどんな「支援」をすることが
できるのか改めて考えてみようと思った報告会でした。

次回の配信もお楽しみに。
 
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プロジェクト結の活動は、皆さまからの寄付金によって運営されています。
当プロジェクトの理念に賛同していただけた皆様には、ぜひ寄付を通じて私どもの活動
をサポートいただければ幸いです。集まった寄付金は「プロジェクト結」の活動資金と
して、支援プロジェクトの運営費(スタッフおよびボランティアの宿泊費、備品購入
など、物資とは別に活動に必ず必要な費用)に使用させていただきます。
 
詳しい振り込み先、方法につきましては、http://project-yui.org/donation.html
よりご案内させていただいております。
どうぞ暖かいご支援・ご協力、よろしくお願いいたします。
 
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プロジェクト結 ニュース Vol.77
発行:一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム
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ご意見・ご要望などは、以下問い合わせ先までお願いいたします。
[問]info●project-yui.org(送信時、●は@に置換お願いします)
 

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