期間:9月12日(月)~9月14日(水)
訪問先:石巻市内の小中学校や仮設団地集会所

まだまだ暑さの残る9月中旬の石巻。ボランティア参加者13名で、第12期がスタートしました。まだ夏休み中の学生の皆さんの参加が多く(なかには関西地方から参加してくれた学生も!)、また引き続きソニー株式会社の社員の方にも参加していただきました。

午前:「11期から12期」「12期から13期」を意識して

12期でも午前中のメインの活動は教育支援物資の仕分けと回収でした。今期は平常よりも短い3日間のハーフプランでの催行ということもあり、初日にボランティアメンバーで今期の作戦を練りました。その結果、あまり多くのものに手をつけて中途半端な状態で終わるのではなく、的を絞って取り組み、目処をつけて帰ることができることにしよう、ということに。

トライアル期を含めたこれまでの積み重ねのおかげで、この頃には仕分けのシステムも随分と確立されてきており、慣れるまでは大変でしたが、慣れてしまえば作業はスムーズに進んでいきました。3日目には「書道用具チーム」を編成して書道用具の手入れと仕分けを完成させたり、物資の実際の数とそれを管理する紙のリスト上の数を照合する「棚卸しチーム」が編成されたりしました。

綺麗に整列したノートや絵の具セット、既に出来ていたリストなど見て、参加者から漏れる「すごい・・・」の一言。こうしてシステムが引き継がれるとともに、想いのバトンも受け渡されていきます。この仕分けした学用品が、子供たちの手元に届く日が楽しみです。

午後:「みんなの場」で子供たちと遊ぶ

午後は石巻市内の仮設団地(1日目は開成第11団地/2日目・3日目は大橋仮設団地)で「みんなの場」を開設しました、好評のクッキーづくりや、しゃぼん玉、キネクトなどで遊びました。

1日目は東北の各地でワークショップを開催していたヤングアメリカンズのキャストも、「みんなの場」に一緒に参加してくれました。集会所の玄関を通り抜けて初めはちょっとびっくりする子供達でしたが、すぐに気さくなキャストと打ち解けて遊んでいました。やはり言葉が通じなくてもコミュニケーションをとることはできるのですね。


やがて来る冬に向けて

朝の時間などを利用して、宿舎としてお借りしている湊水産の襖に障子を貼り始めたのも12期でした。「石巻には秋がない、夏の後は冬だ」と冗談めいて言われほど、石巻はあっという間に冷え込むそうで、少し早めの冬支度です(実際、10月に入った途端に夜は急激に気温が下がり、この障子に何度助けられたことか)。

短期間でありながら、次期に引き継げるものを着実に残すことのできた12期でした。
12期にボランティアとして参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました!

 

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