活動報告：ヤングアメリカンズ「ミニワークショップ」

On 2011年9月29日

bus

－－ヤングアメリカンズ＆プロジェクト結　活動報告－－

このページでは、9月に学校や商業施設で行われるヤングアメリカンズ・アドバンスチームによる「ミニワークショップ」の活動を紹介していきます。

■9月28日（水）@住吉中学校
今日は中学2年生120名がワークショップに参加しました。当初、音楽室で2日間に分けて開催する予定でしたが、急遽、テニスコートに2年生全員を集め、1日で開催することになりました。天気も良く日差しが少し気になるくらいでしたが、多くの生徒が踊りを楽しんでいたようでした。先生も「震災後、思い切り身体を動かして楽しむという体験がなかなかできていなかったので、今回のワークショップはとても良い経験になりました。」とおっしゃっていました。

今日で最後になるミニワークショップツアー。様々な出会いや気付きがあり、充実したワークショップを開催することができました。このミニワークショップツアーに携わって下さった全ての方に感謝いたします。ありがとうございました。

■9月26日（月）＠伊里前小学校

伊里前小学校でワークショップを行うのは、今回で２回目。今回は、前回参加しなかった２年生、４年生、５年生、６年生の計８７名が対象となりました。
何をやるのも楽しそうな２年生、そしてちょっぴりシャイな４年生、５年生、６年生でしたが、休憩時間中もYAと共にバスケットやバレーボール、フラフープ等で思いっきり遊び、徐々に心を開いて沢山の笑顔を見せてくれました。

そして今回は最後に、YAから御礼の気持ちをこめてショーをプレゼントしました。
子どもたちは手拍子をしながらショーを食い入るように見つめ、先生方も「本当にすごいね！」と、とても喜んでいただけたようでした。

■9月25日（日）@ホテル観洋

今日は、45名の子どもたちが参加してくれました。今回は、ダンスや歌のほか、キャストのギターをBGMにして絵を描くワークショップも行いました。ダンスのワークショップでは激しい音楽に合わせて踊り、絵を描くワークショップではゆったりした時間の中で、思い思いの絵を描きました。
今日はお年寄りも何名か見学をされていて、帰り際に「元気がでました。本当にありがとう」という声も寄せられました。
週末開催は今日が最後になりますが、日に日にヤングアメリカンズファンが増えているようです。

■9月24日（土）＠イオン石巻ショッピングセンター

今回は、３７名が集まりました。風が冷たく寒い一日でしたが、ワークショップ中の子どもたちは元気いっぱい。ツアーも後半にさしかかり、学校などですでにワークショップを受けた子どもたちも参加してくれました。保護者の方からも、「子供が楽しみにしてるんです」との声も多く寄せられるようになりました。こうした声を聞くにつれ、ヤングアメリカンズが石巻周辺の子どもたちや保護者の間で少しずつ認知度が高まっているのを、日々実感します。

今日のダンスのワークショップではダンスパーティ（みんなの前で、一人でパフォーマンスをすること）にも挑戦しました。初め、子どもたちは恥ずかしそうにしていましたがすぐに慣れ、音楽に合わせて思い思いの動きをして楽しんでいました。休憩中も、キャストと触れ合って遊ぶ時間も多く、言葉は通じなくてもしっかりとコミュニケーションを取り合い、笑顔が溢れている会場でした。

イオン石巻ショッピングセンターの開催は今日が最後になりましたが、大勢の方々のご協力で開催できたことに感謝します。

■9月22日（木）＠伊里前小学校

台風の影響で土砂崩れなどもありましたが、無事伊里前小学校に到着。１・３年生５０名でワークショップを行いました。

「ハロー」と大きな声で言いながら体育館に入ってきた子どもたち。キャストから「ゲーム好きな人？」と聞かれほぼ全員が「はーい！」と手を挙げるなど、元気いっぱい。学校の周辺には自然が豊富にあり、理科の時間に大きなへちまを取ってきた子ども達にも出会いました。素直にキャスト達の言うことを真剣に聞き、物怖じせず何にでも挑戦する子どもが多く、とりわけ、ゲームの時間が楽しそうでした。

教頭先生から「（このプログラムは）異文化交流、英会話、ダンス、歌など様々なものを総合して体験でき、素晴らしいですね。日頃先生方が踊ってみせるということもなかなかないけれど、今日は先生も汗だくになって頑張ってくれていました。本当にこのプログラムを受け入れて良かったです。」というコメントも頂きました。26日には２・４・５・６年生残り全員がワークショップを行いますので、こちらも楽しみです。

■9月21日（水）＠橋浦小学校

今回は、石巻市立橋浦小学校・吉浜小学校・相川小学校の３年生以上、総勢１２０名で行いました。はじめに震災当時の様子をそれぞれの学校の校長先生にお話いただきました。そして、キャストが「今日はここに置いた機材に気をつけてくれれば何をしてもいいよ」と言うと、最初戸惑っていた先生や児童も徐々に打ち解け、休憩時間もキャストとバスケットボールで遊んだり、鬼ごっこをするなど、元気いっぱいな様子を見せてくれました。先生方も楽しみにしていたのか、ウォーミングアップから参加してくださいました。またダンスの時間では、最初、多くの子どもたちが恥ずかしそうにしていましたが、歌やゲームのワークショップを通じて、少しずつ慣れていったように見受けられました。

キャストの一人は、今日のワークショップについて、「私たちは、今回の津波や地震の被害の話を、耳でしか聞いていない。子どもとその時の時間を共有していない分、子ども達の気持ちが分からないのが辛いし、今日のワークショップでもその難しさを(子どもを通して）感じた」　と話していました。

あっという間に後半ですが、今後もどんなワークショップになるのか楽しみです。

■9月20日（火）＠小原木中学校

今回は、　全校生徒３９名と先生、さらに校長先生にもご参加いただいて、ワークショップを実施しました。今回のツアー初の中学校。震災当時の様子を校長先生にお話いただいてからスタートとなりました。先生方は「（子どもたちは）恥ずかしがりやなので・・」とおっしゃっていたものの、生徒達はそんな様子は全く見せず、最初から盛り上がっていました。今日は先生方もウォーミングアップから最後までご参加いただきました。

ライオンキングのワークショップ中は、キャストが「６ヶ月間色々あったけれど、みんな、今日は心の中の怒りや悲しみ、楽しさを全部吐き出していいんだよ」と言った瞬間、生徒や先生方の表情が、約２時間半仮面を被っていたのかというくらい、様々な表情に変化し一気に雰囲気が変わりました。涙でいっぱいの子や、怒りの表情の子もいました。３９名と先生がひとつになる瞬間に、何かがあふれ出てくるのを感じました。

■9月19日（月・祝）＠イオン石巻ショッピングセンター

0919

イオン石巻ショッピングセンターにて、
50名の参加者が集まり10時からスタートしたワークショップ。先日ワークショップを開催した貞山小学校の先生も応援にかけつけてくださいました。

この日は地元のラジオ局でも生中継されて、キャストや、参加者がインタビューを受けました。

「石巻市内でYA噂になってる」との声も。週末開催ということもあり、賑わっていました。

■9月18日（日）＠イオンスーパーセンター石巻東店

0918_1 0918_2

今日はイオンスーパーセンター石巻東店のフードコートでの開催でした。ワークショップが始まる前に、YAのキャスト自らがチラシを持ち「サンジカラムリョウダヨ」という日本語を覚えて、周辺でアナウンスを。子どもたちが30人集まってワークショップが開催されました。

隣にゲームセンターがあり音が少し気になりましたが大丈夫！　ウォーミングアップはお母さんたちも一緒に参加。　日曜日なのでイオンにお買い物に来ていた親子もいたので観客もたくさんいて盛り上がりました。

ワークショップ中には、観客に習ったダンスや歌を披露する場面もあるなど、キャスト達のパワフルな表現に子供達も大喜び！　特に最後に行った身体で伝言ゲームでは、「動くこと」「身体で真似をすること」に躊躇しないで、素直に楽しい！という気持ちが表情に出ている子供がほとんどでした。

見ている大人達も手拍子でノリノリだったり、また明日来ますといってくれたり。やはりヤングアメリカンズの子供を引き付けるパワーはものすごいと改めて感じるワークショップとなりました！

■9月17日（土）＠気仙沼はまなすホール

今回は、45名の子どもたちが参加しました。伊里前小学校の先生も親子で参加していただきました！　素敵なホールなので参加者によるショーも行うことになりましたが、3時間の中でワークショップとショーと、大忙し。　最初、子どもたちははじめて見るYAに戸惑いを隠せない様子でした。表現をするのが難しそうでしたし、なかなか恥ずかしさから抜け出せない様子でしたが、ショーが終わると参加者、キャスト、保護者が涙を流す人でいっぱいでした。そして最後には「また来たい！」といいに来てくれる子もいたり、キャストが出て来るのを待って見送ってくれた親子もいました。はまなすホールでのワークショップ＆ショー、大成功でした。

■9月15日（木）＠貞山小学校

貞山小学校での実施はこの日で３回目、最終日となりました。　今回は３・４年生９２名の生徒とワークショップを行いました。YAのキャストに会うのももう３回目になりますので、恥ずかしがる子もほとんどいません。YAがやること、言うことをなんでも真似する子どもたち。周りがサポートしなくても子どもたち一人ひとりの気持ちがしっかり、YAについていけていました。
今回は無理を聞いていただき、震災以来初めて体育館を使用して、YAのショーを全校生徒に披露しました。「懐かしい匂い」と声をあげて体育館に入ってくる子どもたち。ショーを見て、涙している子どもも何人もいました。どうしようもない気持ちになり、先生に抱きついている子も。キャスト達が力いっぱい歌って踊って、そんなキャストを見て心を動かされたのでしょうか。子ども一人ひとりの目を見ながらパフォーマンスをしているキャストも、泣きながら歌っていました。先生方からは「アメリカの文化を感じた。異文化交流ですね。ワークショップを受けられて良かった。」との声。YAがこの体育館を使用できたのをきっかけに我々も今後使用できる機会になるといいですね、と先生もおっしゃっていました。
ショーの最後、キャストにさよならを言いに近づいてきた子が突然泣き出しました。「どうして津波が来たと思う？」と問いかける子ども。キャストも戸惑っていると、「津波が来た時は悲しいことがたくさん起きたけど、それがあったから今、世界中の人に助けられて出会うことができる」と言われたそうです。キャストはその後、「私に何を求めていたんだろう」とずっと考えていたそうです。ショーを見て子どもたちの心にあるものが少しでも吐き出せることができたら・・と感じました。東北に入って１週間ですが、様々なドラマが繰り広げられています。

■9月14日（水）＠貞山小学校

今回は貞山小学校の１、２年生７３名が参加しました。　貞山小学校で実施するのは2回目。中には、前回参加した高学年の生徒がYAからもらったTシャツを譲り受け、着ている子どももいました。

キャストが入ったところからすでに先生方も盛り上がりを見せており、さらに、ハグタイムが始まると子供たちも気分が高揚。そのまま、先生方と一緒にウォーミングアップを行いました。ダンスを覚えるのも、一緒に歌うのもほとんどの子が恥ずかしがらずに楽しんでいました。さらに、子供たちはキャストに興味津々。今日はYAに参加しなかった他の学年の子どもたちも、休み時間に見に来たり、先生からは「学校がYAになっていましたよ！」という声も聞かれました。

一方キャストからは、「東京のワークショップの子供とは全く違う子供たちの心の想いが伝わってきた」との意見が挙がりました。キャスト達は自分たちが楽しむだけではなく、しっかりと一人一人の子供と向き合いながら３時間を過ごしているのだなと感じました。

明日は３．４年生を対象に実施します。どんな子供達に会えるのか楽しみです。

■9月12日（月）＠トゥモロービジネスタウン