期間:10月10日(月)~10月14日(金)
訪問先:石巻市内の小中学校や仮設団地集会所

第16期は、社会人2名がボランティアとして参加。結の現地スタッフとともに活動していただきました。

午前:先生たちの力になりたい

学用品の配送をするとともに、北上中学校に直接届いた支援物資の仕分けのお手伝いに行ってきました。大きな部屋に積み上げられた支援物資の山。これは時間がかかりそうだと少しひるんだものの、ここは物資の仕分けには慣れているプロジェクト結の力の見せどころ。午前中だけで、みるみるうちに仕分けの9割が終わり、翌日にはその仕上げとともに、地震でめちゃくちゃになった社会科資料室も整理して、すっかりきれいになりました。

before ↓

after ↓

作業中、通りがかった生徒たちが「キレイになってるー」「ありがとうございます」と何度も声をかけてくれました。私たちも、「今日の給食のメニューは何?」と返したりして、気軽に話ができる素敵な生徒たちでした。先生と生徒のどちらの笑顔も直接目にしてコミュニケーションが取れるのは、なんて嬉しいことなのだろうと思います。

時間にしてわずか2〜3時間で出来る作業ですが、現場の先生方はその時間すら作ることができずに、仕方なく放置されていたのでしょう。他にもたくさんこういう学校があると思うと、もっともっと学校を回らなくてはと切実に思いました。

 

午後:プロジェクト縫、始動!

「みんなの場」を開いている大橋団地の集会所の和室を利用し、手芸部、名付けて「プロジェクト縫(ぬい)」を立ち上げました。といっても、まだ部員がいるわけではなく、とりあえずに部屋に布やビーズ、毛糸などの素材を広げ、興味を持ってくれそうな大人の方を呼び込んで、まずは世間話から。はじめは「老眼だからあたしはだめよぉー」と言っていた方も、色とりどりの素材を見ているうちに、段々目の色が変わってきました。一人が何か作り始めると、それを見て徐々に人が集まってきます。手芸が得意なスタッフに「コレどうやって作るの?」と聞いたりしていましたが、そのうち皆さん思い思いに作りはじめました。瞳をキラキラさせながら、「あら素敵!」「コレは私のよ」と素材取り合戦があったり、チョコパイを配りながらおしゃべりで賑わい、さらに隣の遊び場にいた子どもたちもやってきてビーズで遊んだりと、まさに「みんなの場」です。最後には大きな声で「たんのしかったぁー」と言いながら帰って行かれました。仮設団地では大人同士が知り合う機会があまりないのが現状ですが、「プロジェクト縫」がそのきっかけになればいいなと思います。

*プロジェクト縫の様子はコアメンバー、ななさんこと、山崎那菜のブログでも紹介されています。

16期のボランティアに参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

 

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