第11期活動報告
期間:9月5日(月)~9月29日(金)
訪問先:石巻市内の小学校や仮設団地集会所
プロジェクト結の活動も、9月ではや半年。第11期は、男性3名、女性2名の社会人計5名に参加していただきました。
「テイラー文庫」感謝状贈呈式
プロジェクト結は、「テイラー文庫」の取り組みもサポートしています。
(テイラー文庫の概要についてはこちら。⇒ 三陸河北新報社のニュース ⇒ 産経新聞のニュース)
プロジェクト結は、テイラーさんの父親であるアンディ・アンダーソンさんの代理人であり、結の賛同者でもある高成田亨さんとの連携のもと、木工職人の遠藤さんと故テイラーさんが勤務されていた学校との連絡や、新しい本棚を設置、本棚に入れる本の選定など実務的なことをお手伝いさせていただいています。もちろん私たちは直接テイラーさんとは面識はありません。しかし、テイラーさんと親交があった方々とお会いし、生前のテイラーさんの話を聞く度に津波が奪っていったものの大きさを痛感させられます。同時に、「家族」とは何か、ということを深く深く考えさせられます。
9月6日は学校での贈呈式が行われる前に、石巻グランドホテルでアンダーソンさんご一家を始めテイラー文庫、テイラー基金の発足に奔走された多くの関係者を迎え、亀山石巻市長より感謝状がアンディさんに手渡されました。
続いて、万石浦小学校を始め、7つの幼稚園・小学校・中学校でテイラー文庫の贈呈式が行われ、それぞれの学校で生徒たちがとても素敵な歓迎をしてくれました。
生前のテイラーさんとの思い出。
地震当日のこと。
いなくなってしまった今の、気持ち。
子どもたちの思い出を通して、故郷を遠く離れて日本で暮らしていたテイラーさんの姿が、アンディさん家族に伝わりました。「テイラーは、日本に行くという自分の夢を叶えて、こんなに素敵な人達に囲まれていた。幸せなことだと思う。本が大好きだったテイラー。彼女のことを忘れないでいて。そして本が大好きな大人になって下さい。」(アンディさん)
テイラー文庫そのものは、まだ万石浦小学校1校に設置されたばかりです。これから少し時間はかかりますが、高成田さん、遠藤さんと各学校を回って先生方と相談しながら進めていきます。
「みんなの場」で異文化交流
9月8日は、「みんなの場」の活動にヤングアメリカンズのキャストも参加してくれました。キャストたちも習字に挑戦。子どもたちは味のある「ガイジン」の習字に腹を抱えて笑いながら、それでも興味津々、キャストたちに近づいて遊びます。
そして、キャストから「みんなの場」に来てくれた子どもや大人たちに歌のプレゼント。日本語で、とても美しいハーモニーで歌いあげます。それまで大暴れしていた男の子も、すっと静かに聴き入ります。普段の遊びの延長で、自然なタイミングで始まる歌。遠くアメリカやドイツから集まったキャストたちの想いが伝わってきて、歌は国境を超えることを実感しました。
*この活動報告は、理事長の長尾のブログから抜粋して、紹介しています。
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