期間:8月29日(月)~9月2日(金)
訪問先:石巻市内の小学校や仮設団地集会所

8月最終週となる第10期は、ソニーからの企業派遣6名、一般社会人3名、学生2名の計11名の元気なメンバーで活動をしました。

午前 [1]:「きぼうを、つみ上げよう」ワークショップ

初日の8月29日、石巻市立橋浦小学校にて行われた「きぼうを、つみ上げよう」ワークショップのサポートに行きました。これは、プロジェクト結の賛同団体である日立製作所の復興支援プログラムです。

ピラミッド型に積まれた白いキューブに、約170人の子どもたちが思い思いの絵とメッセージを描いていきます。
テーマは「10年後のきぼうの風景」。
さてさて、どんなものが出来上がるでしょうか。

「お花屋さんになりたい」「きれいな家にすみたい」など、かわいらしい夢からちょっと切なくなる絵まで、どんどん出来上がっていきます。

できあがったキューブを校庭に積み上げると、圧巻!そして、これを右側からみると「きぼう」の文字が浮かび上がります!子どもたちからは歓声が上がっていました。

この日の映像はYouTubeの日立製作所公式ブランドチャンネルで公開されています。
【編集版】東北みらいづくりWeek with Hitachi「映像シアター」

午前 [2]:学用品の配布、ついに開始!

仕分け作業における10期の最大の目標は、「物資リストの完成」でした。9期までの取り組みで、物資の仕分けとそのリスト化はある程度できていましたが、リストを学校に配布できる状態にするために、メンバー一丸となって作業を進めました。リストは、先生方が見て分かりやすく、そして必要なものを的確にお届けできるよう、ノートひとつ取っても、教科別、マス目の数別など細かく分け、その項目は400にも上ります。そしてついにリストが完成。石巻市内の小学校に配布され、嬉しい初受注(?)も!これまでの膨大な仕分け作業を経て、善意の物資を必要なところにやっと届けることができます。これからも物資の回収と仕分けは続きますが、ひとつの節目となりました。

午後:大橋団地ではじめての「みんなの場」

月曜~木曜までは、いつもの開成団地の集会所でみんなの場を実施。ボランティアスタッフが自分のニックネームをガムテープに書いて服に貼っているのを見て、自分も書いてほしい!という子がいたので、翌日から子どもたちも貼ってみました。するとその効果は抜群。初めて一緒に遊ぶ大人が名前を呼ぶと子どもが応えたり、子どもたち同志が、テープを見せあって、一緒に遊んだりしていました。名前を呼ばれると、子どもたちはとても嬉しそう。小さいことですが、新たな発見でした。

そして最終日の金曜日は、初めて大橋団地の集会所で「みんなの場」を開きました。初めてなので人が来てくれるかドキドキでしたが、「ここ私も入っていいんですか?」と言いながらたくさんの子どもやお母さんが来てくれました。こうして少しずつみんなの場が広がって、少しでも多くの「みんな」が交流できる場になれたらいいなと思います。

 

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