第7期活動報告:物資の仕分けが着々と進み、ボランティアの活動も拡大!
期間 :8月1日(月)~8月3日(水)
訪問先 :石巻市、南三陸町の小中学校や避難所
「プロジェクト結」は、トライアル期から学校や子どもたちの支援のために集まってきた教育支援物資の仕分けを手伝っています。第7期は11名で、いつもより短めの3日間の活動でしたが、その仕分け作業に大きな進展がありました。
文房具や教科に関わる道具等は、すぐに使う予定が無い物や、大量にある場合は一度引き取って、実際に教室で必要な物がクラス単位で注文できるように、中身を分類、小分けしてリストにします。これによって、現場の先生方が、必要なものを必要な時に依頼できて、届けられるようにしているのです。実はこれは、とっても地味な作業ですが、支援物資を送ってくださった方々と学校の先生や子どもたちの喜ぶ笑顔を考えて行っています。
仕分け現場@石巻市役所旧庁舎
教育物資の中には、国語ノートや算数ノートがたくさんあります。
それまではノート自体の大きさや、教科別に分類を行っている程度でしたが、今回参加したボランティアメンバーのひとりである現役教員の方から「実際に物資を受け取る学校の先生のニーズにあわせてノートを分類しましょう。たとえばそれぞれのマスの大きさや行数によって細かく分けるといいと思います」という提案がありました。
現役の先生ならではの提案で、実際、そのほうが注文しやすいことが、後で注文を頂いた際に分かりました。そして、これが教科ノートの分類について、その後も続けられる仕分け方針となりました。
多様なバックグラウンドを持つ参加メンバーが、それぞれの経験や知っていることを活かして、提案を行う「プロジェクト結」の良い面を今回も実感することができました。
ノートの他にもたくさんある鉛筆を濃さ別に分けるなど(2Bとか2Hとか懐かしい!という声もちらほら)細かい作業をみんな黙々と続けました。
そして最終日には、仕分けの第2エリア(支援物資の入った箱の中身をチェックして数を数えた状態のエリア。その後、第3エリアで管理ラベルが貼られて出荷準備が整う)を綺麗に整頓!ブルーシートを敷いて作業エリアを拡大させました。
なんとなく、作業をしているみんなの顔も明るくなったように思います。7期はスケジュールの都合で3日間の活動だったのですが、みんなとても頑張りました!
8期の準備
物資の仕分け作業の他、翌8期(ボランティアだけで総勢20名)の準備も行いました。
まず結として初めて、仮設住宅内の集会室の予約をしました。トゥモロービジネスタウンという大きな団地の中の集会所です(被災された方の生活の場は、避難所から仮設住宅へと変わりつつあります。それにともない子どもたちの遊び場支援の場が、これまでの避難所から仮設住宅に移っていきつつあり、結の活動現場も広がりつつあります)。
また、設立当初より現地での活動の大事な足をサポートして頂いているガリバーさんから、ライフ、セドリックに加えて、オーパをお借りすることになり、引き取りに伺いました。これで、現地班の機動力がまた増します。車支援は、結の現地活動にとって大きなサポートで、ガリバーさんのご協力にはいつも感謝しています。
「ホテル観洋」でマフィン作りに挑戦
先週、子どもたちのリクエストで「ホテル観洋」で始まったクッキー作りですが、今回はボランティアのAさんの発案で、バナナマフィンを作りました。
使っているオーブントースターの火力調節ができないため、マフィンをきれいに焼き上げるのはとても難しいのですが、皆で試行錯誤の結果、とてもうまく膨らみました!
でも、子どもたちには、先週のクッキーのイメージが残っていたのか、「これは膨らみすぎじゃない?」「あれ、これはパン?」となかなかマフィンとは認めてくれません…。これは誤算…。
とはいえ、最後にはみんなで美味しくいただきました!まだまだお菓子作りのブームは続きそうです。
石巻・川開き
8月1日は、石巻の川開きの2日目で、ボランティアメンバーたちも、その様子を見にいきました。
たくさんの人がいて、とても幻想的な光景でしたが、まだ癒えない想いを抱えて灯篭を眺めていた人も多くおられたと思います。
ボランティアたちは、この3日間の活動で、物資をどう仕分けるのが喜ばれるのか、子どもたちの遊びのこと、この土地のこと、さまざまなことを感じたようです。
7期のボランティアメンバーの皆さん、どうもありがとうございました!!
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