期間  : 6月13日(月)~6月17日(金)
参加者 : プロジェクト結コアメンバー3名と今回初めて現地の活動に参加する6名
訪問先 : 石巻市、南三陸町の小中学校や避難所約20カ所

トライアル第2期は、コアメンバーよりも、初参加メンバーのほうが多い、小規模なチーム編成でした。 数人ずつに分かれて、第1期に伺った石巻市や南三陸町の小中学校・避難所にその際にいただいたご要望のお返事を携えたり、地元に集まった支援物資の仕分けのお手伝いや、初めて「プロジェクト結」として南三陸町で遊び場を開いて子どもたちと遊んだりしました。

震災から3カ月がたち、訪れるたびに、少しずつ着実に石巻市の様子は変化しています。今回は、集まった物資の仕分けのお手伝いをしながら、どうすれば物資が必要なところに届けられ、うまく活用できるか、現地を見せていただき学びました。ニーズは日々変わるとのことで、まずは現状把握をして、早くシステム化ができるように物資の整理を始めました。今後、本格的にボランティア班が訪問を開始して、継続的に物資の仕分けを行っていきます。

14ー16日には、避難所となっている南三陸町の「ホテル観洋」で、ホテル内の談話室をお借りして、子どもたちの遊び場を開きました!もしかすると、これはプロジェクト結として初の遊び場?談話室の中は、ブースがいくつもある階段状のレイアウトで、水を使っても遊べるようにブルーシートを敷いて準備をします。近くの入谷小学校で、アートワークショップを行っていた山崎那菜さんも加わって思い思いの、遊び場ができ上がりました。

<小麦粉ねんどの準備・お習字とパズルにもう夢中>

小学生の子どもたちは午後4時過ぎに通学バスで帰ってきて、中をのぞきながら、やってきます。小麦粉ねんど、動物将棋、ヨーヨー、ブロック、パズルに書道、とさまざまなコーナーを作ったのですが、子どもたちは、好きな場所に陣取って時々場所を移ったりしながら遊んでいました。 小麦粉ねんどは、初めて作る子ばかりなので興味津津で、小麦粉に水や好きな色の絵具を混ぜていろいろな色や形にして遊びます。手もねんどと同じ色になるのですが、小麦粉なのでよく洗うとすぐにきれいになります。さわっていると、もちもちして、気持ちいいのが小麦粉ねんどの特徴です。

<ホテル観洋のお姉さんも楽しそうな様子につられてやって来ました>

<みんなで何を話しているんでしょう>

<僕も「遊び場」のポスターを描きます!>

動物将棋では飽き足らず、おとな相手に大人用の将棋で遊ぶ子や、自分の名前をとても上手に書道で書く子など、みんないろいろなことができるんですね。

ところで、今回はみんなでオレンジ色のビブスを着て、活動しました。結カラーの水色ビブスができるまで臨時に使っているものですが、好きな番号を選んで着ると「チーム結」という気持ちになりました!

<結カラーのビブスができるまで、鮮やかなオレンジのビブスで活動>

山崎那菜さんのブログ

http://nanayamart.seesaa.net/category/10699597-1.html

(入谷小学校のワークショップとホテル観洋の遊び場での写真がたくさん出てきます)

前回の訪問時に伺ったヒアリングのご返答や、また新たなご紹介を受けて、今回もたくさんの学校に伺いました。プロジェクト結の活動に興味を持っていただいた学校の方々から、今後具体的にどのようなことが可能か、夏休みのこと、部活動のサポートのこと、職業講話のこと、さまざまなお話を伺いました。中には話がはずんでしまって、近くにあるとてもよい温泉を教えていただくということもありました。(その際は、タオルまで貸していただき、ありがとうございました! 本当にいいお湯でした。)

以下は、今回伺った学校や団体です。具体的な活動の準備のために、これからも時々伺いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【東松島市教育委員会】【石巻市教育委員会】【石巻市立北上中学校】【石巻市立橋浦小学校】【石巻市立谷川小学校】【石巻市立大原小学校】【石巻市立桃生中学校】【女川町教育委員会】【女川町立女川第一中学校、第二中学校】【本吉郡南三陸町立入谷小学校】【宮城県本吉響高等学校】【宮城県気仙沼向洋高等学校】【塩竈フットボールクラブ、宮城県サッカー協会】