期間:8月22日(月)~8月26日(金)
訪問先:石巻市内の小学校や仮設団地集会所

第9期では、ソニーからの企業派遣3名、小学校教員2名、学生1名の計6名にボランティア活動に参加していただきました。

午前:物資の回収と仕分け

午前中の主な活動は、小学校からの物資の回収と仕分けでした。これまでの期で、仕分け自体は随分と進んでいたので、9期では作業をきちんとルール化して、次期以降が効率的に作業を進められるようにすることに特に力を注ぎました。午前中の作業で感じたことをもとに毎晩熱く話し合い、編み出したのが、「管理ラベル」と、仕分け作業の流れや置き場所のルール化、そして手順書の作成です。この手順書や管理ラベルはその後も期ごとに少しずつ進化していますが、今でも仕分け作業の礎となっています。

最終日は、石巻市立谷川小学校で行われた「盲導犬キャラバン」プログラムのサポートに行きました。これは、子どもたちの「学び」支援の一環として、プロジェクト結の賛同団体であるNECのプログラムを谷川小学校にお繋ぎしたことで実現したプログラム。視覚障がい者に対する子どもたちの理解を深めるとともに、盲導犬の役割を知ってもらうことが目的です。19名の小学生が、盲導犬ユーザーからの体験談を聞いたり、白杖を使った歩行体験や盲導犬との歩行体験に参加。結メンバーも目隠しし、子どもたちに手を引いてもらって階段の上り下りを体験しました。説明してくれるお姉さんの説明がとても分かりやすく、子どもたちをうまく惹きつけて、巻き込んでいくのが上手だったのが印象的でした。

■NEC盲導犬キャラバン
http://www.nec.co.jp/community/ja/archives/guideDog2011.html

午後:「みんなの場」で紙芝居等を

8期に引き続き9期でも、開成第11団地の集会所で「みんなの場」を開き、子どもたちと遊びました。
いつもの小麦粉粘土やキネクトに加えて、紙芝居用の枠を段ボールで作りました。「紙芝居を始めるよー」と軽く声をかけつつ、ギターで歌を歌ってなんとなく部屋の雰囲気を作ってから始めると、熱心に聞き入る子どもたち。こうして、子どもたちがどうしたら楽しめるかを参加者自らが考えて、新しい遊びを取り入れていくのも結の特徴のひとつです。

何日かたった頃、遊びに来た子どもたちから、ボランティア参加者の名前を呼んで「○○に会いに来た!」といった声が聞かれるようになってきました。しかも、最後に「遊んでくれてありがとう」という手紙をもらうことも。9期が活動を行った1週間のうち、この集会所でみんなの場を開いたのは3日間。それだけでも顔を覚えて、名前を覚えて、また会いたいと思ってくれて。そういう繋がりができると、やっぱり、1週間でも短いものだなあ、と改めて感じました。

9期のボランティアメンバーの皆さん、ご参加いただきありがとうございました!

 

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